ゴリラのココとは、手話のできるメスのニシローランドゴリラである。
概要
1971年、アメリカのサンフランシスコ動物園生まれ。
本名は日本の花火からつけられたハナビコ (花火子、Hanabi-ko)だが、ニックネームの”ココ(Koko)”で親しまれていた。
1972年に動物心理学者のペニー・パターソンが手話を教え始め、アメリカ手話(ASL)の1,000語以上を覚え、英語の話し言葉を2,000語程度理解したとされる。
類人猿の言語使用をめぐる分野で最も有名な研究対象の一つとして知られる。
1985年には子猫のオール・ボールとの交流が話題になり、「Koko's Kitten(ココの子猫)」として書籍化された。
ドキュメンタリー番組も何本か制作され、ナショナル・ジオグラフィック誌の表紙には2度登場した。
2018年6月、カリフォルニア州の保護施設で眠っている間に息を引き取ったことが明らかになった。
ゴリラの保護を目的として設立されたゴリラ財団は、声明で「ココは異なる生物種間の意思疎通と共感の『偶像』として多くの人々に影響を与えた」とコメントした。
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