サザンクロス和歌山号とは、新木場駅・東京駅と和歌山市駅を結ぶ夜行高速バスである。
概要
運行会社は南海ウイングバス南部と御坊南海バスの2社。JRバス関東が共同運行に加わっていた頃はドリーム和歌山号の名称も使われていた。
1988年に東急電鉄(当時)と南海電鉄(当時)の共同運行で運行を開始。鉄道では直通で行けない2箇所を結ぶということもあり、利用率は堅調に推移していたが高速バスの運行コスト増大によって東京側の事業者には旨みが多くなくなってしまい、1998年9月に東急電鉄が撤退。代わってドリーム難波号・ドリーム堺号(後に統合されてドリームなんば・堺号へ。2016年12月に本路線へ統合されて廃止)の運行で南海と共同運行の実績を持つジェイアールバス関東が東京側の共同運行事業者となった。
JRバスとの共同運行中、JRバス側はドリーム和歌山号として案内。南海は東急時代から一貫してサザンクロスとして案内した。2001年に南海電鉄からバス事業が南海バスへ分社化、2004年4月からは南海バスのさらなる分社化によって南海ウイングバス南部へ譲渡された。2014年12月にジェイアールバス関東が一時本路線の運行を休止。南海ウイングバス南部の単独運行となった後翌年10月よりJRバスが復帰。しかし運行再開からわずか2ヶ月でJRバスは撤退し、再び南海単独運行となった。2016年8月より御坊南海バスが運行に参入し、再び共同運行体制となった。
2016年12月、ドリームなんば・堺号が本路線に統合され、OCAT・南海なんば高速バスターミナル経由となった。
JRバスが運行に関与していた名残からか、JRバスグループの高速バス予約サイトである高速バスネットでも取扱がある。
停車バス停
クローズドドアシステムを採用しているので関西地域内のみの利用、都内のみの利用はできない。
開放休憩は南海バスの高速路線バス運行概要
によると、東京行は草津パーキングエリアで、和歌山行は足柄サービスエリアで実施される。運転手2名体制で途中交代しながら運行する。交代のため停車するパーキングエリア・サービスエリアでは乗客は外に出られない。
車両
3列独立シート・床下トイレ付車両で運行。コンセントがあるのでスマートフォンやタブレットの充電に最適。
関連項目
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