トヨタ・エスティマとは、トヨタ自動車が1990年から販売しているミニバン型の乗用車である。
歴史
初代(1990年~2000年)
1990年5月発売。
前年の東京モーターショーで発表されていた「プレビア」の市販モデルであり、当初は2ストロークのガソリンエンジンを搭載して市販化される予定であったが、排ガス規制に対応できず既存のエンジンを改良し中央に75度傾けて配置する所謂「スラントミッドシップ方式」を採用した。
エンジンはハイエース用のエンジンをエスティマ用に改良した2TZ-FE(直4 2400cc)を搭載、トランスミッションは4速オートマチックのみの設定だった。
グレードはモノグレード、乗車人数は7人乗りのみの設定であった。
販売チャネルはトヨタ店とカローラ店。
1993年には廉価モデルの「X」を追加、こちらは8人乗りであった。
1994年にはマイナーチェンジを実施。
発売当初から指摘されていたパワー不足を解消するためエンジンをスーパーチャージャー搭載の2TZ-FZEに変更。
1996年には一部改良を実施。
グレード体系を一新し、従来のベースグレードを「G」、廉価グレードを「X」とした。また、GとXの間を埋める中間グレードの「V」が追加された。
1998年にはマイナーチェンジを実施。
外装デザインが変更されたほか、エアロ付きグレードの「アエラス」が追加された。
2代目(2000年~2006年)
2000年発売。
このモデルからはエンジンが前方配置となる。
このモデルでは販売店によって仕様が異なっており、トヨタ店向けは「エスティマT」、カローラ店向けは「エスティマL」とされた。
主な違いは外装品(エンブレム、リアウィンカーの色など)のみで、グレード体系などは同一であった。
エンジンは1MZ-FE(V6 3000cc)/2AZ-FE(直4 2400cc)の2種を設定、トランスミッションはオートマチックのみ。
2001年にはミニバンはつとなるハイブリッドモデルの「エスティマハイブリッド」を追加。
2003年にはマイナーチェンジを実施。
外装デザインを変更、TとLの違いがエンブレムのみとなる。
3代目(2006年~)
2006年発売。
このモデルから販売店ごとの区別がなくなり、エスティマへと名称が戻った。
エンジンは2GR-FE(V6 3500cc)/2AZ-FE(直4 2400cc)の2種類を設定、トランスミッションはV6モデルが6速オートマチック、直4モデルがCVTを採用している。
ハイブリッドも引き続き設定されるが、機構等が変更されている。
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関連項目
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