人間が行った場合、カニバリズムとなる。詳細はそちらの記事参照。ここでは人間以外の共食いについて記述する。
曖昧さ回避
概要
ある程度高度な生物では、通常は行われることのない行為である。ただし高密度・高ストレスな環境での飼育下など特殊な状況においては、割と多くの生物種で観察される。
その一方で肉食の節足動物など、共喰いを生存競争に組み込んでいる生物も存在する。
共喰いする生物
- カマキリ - メスは交尾後にオスを食べてしまう。正確には、近づいてきたものならば同種のオスでも食べてしまう。オスは死んでしまうが、メスが卵を産むための栄養になる。
- 一部のクモ - カマキリと同様、メスがオスを食べてしまう。また、ごく一部のクモは卵から生まれた子供にメスが自分の体を餌として差し出す。
- 一部のサメ - 卵胎生で生まれるため、卵からかえった後しばらく母親のおなかの中で育つが、そこで子供同士は共喰いを行い、母親の体内から出てくるのは一部のみである。
その他、共喰いの話題
- 補給が途絶えた軍隊などでは、動かなくなった車体・機体からまだ使える部品を抜き取り、まだ動かせそうな車体・機体の交換パーツとすることがある。これは共食い整備と呼ばれる。
- 1986年にイギリスで発見され、日本でも2000年代初めに発生した狂牛病。この感染源は牛に食べさせていた肉骨粉であるといわれている。肉骨粉とは牛の骨を粉末にしたものであり、つまり共喰いである。
- 創作作品の中では、擬人化された動物が同種の動物の肉を食べさせられるというシチュエーションが描かれることがある。
- さらに派生して、お店の看板では「共食いキャラ」という自分の肉を食べるよう宣伝しているようなキャラクターも見られる。これについてはリンク先の記事を参照。
関連動画
関連静画
関連項目
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