ヒシャム・エルゲルージ単語

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ヒシャム・エルゲルージとは、モロッコの元陸上競技者（中距離）1500m世界記録保持者である。

人は彼をこう呼ぶ　モロッコの太陽　と。

概要

21歳で1500mを3分30秒を切るタイムを出し、頭角を現し始める。
当時無敵の世界記録保持者を破り、中距離トップ選手として君臨する。

エルゲルージのレーススタイルとして、超ハイペースを長く持続させ後続を振り落とし、逃げ切りを図るものが挙げられる。
具体的には800mを過ぎた辺りでペースを上げ、後続を篩いにかけた上で、残り400mでさらにペースを上げ逃げ切るのである。

ラストの400mは驚異的でラップタイムとして残っているもので51秒というものがある。800m専門の選手を最後の400mスプリント勝負で振り切っている事からそのスプリント力も驚異的といわれている。

ちなみに全国中学陸上競技大会への出場参加標準記録は52秒である。

1998年には3分26秒00の世界記録を樹立し、その力を世界に見せつけた。
スプリント力と持久力を兼ね揃え、2006年に引退するまで1500m種目のトップとして君臨し続けた。

彼の痔を治すためにモロッコ国王が動いたという噂まである。

敬虔なムスリムであることも有名で、レースで得た報酬を貧しい人々の援助に使っている。 

関連動画

関連項目

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