樹(じゅ、いつき、き)とは、樹木のことである。他に以下のことを表す。
人名
人名では読みが書いていない限り、「いつき」と読む。
- 樹なつみ(1960年 - ) - 日本の漫画家
- 樹要 - 日本の漫画家
- 樹るう(たつき) - 日本の漫画家
- 甘露樹(たつき) - 日本のゲームクリエイター、イラストレーター
- 内田樹(たつる、1950年 - ) - 日本のエッセイスト
- 浅井樹(1971年 - ) - 日本の野球選手(内野手、外野手)
- 正田樹(1981年 - ) - 日本の野球選手(投手)
- 町田樹(たつき、1990年 - ) - 日本のフィギュアスケート選手
架空のキャラクター
漢字として
- 意味
- 樹木、木の総称、樹立、植える、門塀、栽培という意味がある。〔説文解字・巻六(段注本)〕に「木の生植するものの緫名なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は尌。尌は樹の初文。尌の甲骨文に、鼓と鋤に従うものがあり、もともと農耕に関する儀礼を表したのかもしれない。
- 音訓
- 音読みはシュ(漢音)、ジュ(呉音)、訓読みは、き、たつ、たてる。名のりに、いつき・たつき・しげ・な・みき・むら、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 樹陰・樹液・樹下・樹海・樹形・樹脂・樹上・樹状・樹皮・樹木・樹立
異体字
- 𡬾は、〔説文〕にある籀文。
- 𢒳は、〔韻会〕に「鐘鼎文に見ゆ」とある古文。
- 𣚤は、〔類篇〕にある古文。
- 𣕒は、〔字彙補〕にある古文。〔石鼓文〕に見られる。
- 𣗳は、〔康熙字典〕に樹の俗字とある異体字。
- 侸は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔説文〕には別の字として載っている。
- 𠊪は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。また侸・尌の異体字。
- 簡体字は树。
関連項目
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