リパルサーリフトとは、映画『スターウォーズ』に登場する反重力推進ユニットである。
概要
リパルサーリフトは反重力推進ユニット、または単にリパルサーと呼ばれ、ランドスピーダーやエアスピーダー、スピーダーバイク、スウープなどの地上及び大気圏内ビークルに用いられている。
リパルサーリフトやトラクター・ビームなどは、重力をコントロールする超小型ワームホールを利用したものである。超小型ワームホールは、ブラック・ホールを擁した巨大な自動動力精錬室で作られる。
この装置は、反応炉を使用して反重力場を形成し、惑星の重力に反発して推進する。反応炉の出力やビークルの重量にもよるが、反重力場はビークルを地表数センチメートルから数千キロメートルの高さにまで持ち上げる働きをする。リパルサーリフトは微調整により、機体を縦方向だけでなく横方向にも動かせ、オールが水を押してボートを進ませるように、重力に反発して機体を推進させるのである。
小型宇宙船は、リパルサーリフトを使って、ドッキング・ポジションへの移行や大気圏内の低空飛行を行う場合もある。ただし、ランドスピーダーのような地上機用のリパルサーリフトに適合する宇宙船は少ない。
通常、大型宇宙船は適合するリパルサーリフトがほとんどないので、着陸機能を備えていない。帝国のスター・デストロイヤーは常に惑星軌道に留まり、惑星に人員や機器を運搬するのにはシャトルを利用していた。しかし、特別な使命を持つ大型宇宙船の中には、稀にリパルサーリフトを活用するものもあった。例えば、迅速に惑星の地表上に戦力を配備する目的で考案されたホアーチャル・エンジニアリング社製ランディング・シップだ。このランディング・シップは反重力推進機能を備え、イオンを放射する亜光速エンジンを増幅していた。
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