ブラック・ホールとは、遊戯王OCGに登場する魔法カードである。(一部遊戯王カードWikiより引用)
※その他のブラックホールについては「ブラックホール」を参照。
概要
「Vol.1」(1999年2月4日発売)にて登場。
自分のモンスターを巻き込むリスクがあるものの、カードプールが乏しい登場当初は「サンダー・ボルト」と同格の全体除去としての地位を確立していた。当時の時代背景は「サンダー・ボルト」を参照。
制限カード制定時(1999年)に「サンダー・ボルト」共々、制限カードに指定。
禁止カード制定時(2004年3月)に「サンダー・ボルト」は禁止カードとなり、このカードも後を追い2004年9月に禁止カードとなった。その後、制限・禁止を往復し2006年9月には禁止カードに留まる。
しかし2010年9月に制限復帰。この4年振りの制限復帰は当時最長記録となっていた。2011年9月に「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」が6年振りに制限復帰してこの記録は抜かれた。
その後は採用率が激減し、2017年7月に準制限緩和、2018年1月に制限解除。「通常魔法のため相手ターンに発動できない」「先行で死に札になる」という欠点が環境の高速化に伴い露呈する形となった。
2019年4月に「サンダー・ボルト」も制限復帰。15年ぶりに共演が可能となったが、あちらが「自分が優勢の際の追い打ち」で使えるのに対し、こちらは自分を含めた全体除去であることが災いし「ブラック・ホール」はサイドデッキでもほぼ使われないカードとなっている[1]
アニメにおいて
- アニメDM「デュエルクエスト編」において、遊戯(表)が使用。モンスターの一掃を試みたが「青い忍者」に阻止され失敗した。その後は「乃亜編」で乃亜が海馬に対して使用した。
- アニメGXではツバインシュタインが使用しネオスを破壊している。元ネタであろうアインシュタインの一般相対性理論でブラックホールの存在が予測されたことに由来して、キャラ付けとして使われたのだろう。
- アニメ5D'sにおいて、相互互換と言えるスピードスペル「Sp-ジ・エンド・オブ・ストーム」が登場している。スピードカウンターが10個以上ある場合に発動でき、全体除去に加え破壊されたモンスター1体につき、コントローラーに300ダメージを与える追加効果がある。
余談
- 英語名は「Dark Hole」。遊戯王TCG開始当時、黒人を意味する「Black」という単語が過剰に規制されていた。現在は多少緩和され「真紅眼の黒竜」など一部のカードは英語名が変更されている。
- 専用メタカードとして「ホワイト・ホール」が存在する。「サンダー・ボルト」に対しての「避雷針」同様、使われることはなかった。
- 「AGE OF OVERLORD」(2023年7月22日発売)で専用サポートモンスター「ブラック・ホール・ドラゴン」が登場。「対象をとらない破壊をトリガーに特殊召喚」「ブラック・ホールをサーチ」「効果で破壊されない」と、3つの効果が「ブラック・ホール」と噛み合ってると言える。
- 「ストラクチャーデッキR-炎王の急襲-」(2023年9月9日発売)にて「サンダー・ボルト」が使用可能な状況下でありながら再録。「炎王」とのシナジーを考慮しての収録と思われる。
関連動画
関連項目
脚注
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