レギュレーターハンドルとは、昔の自動車のドア内側によくある、ぐるぐる回して窓を開けるアレである。
※今でも一部の車には取り付けられている。
概要
ドアについている手回しハンドル。片方の向きに回すと窓が開き、もう片方の向きに回すと窓が閉まっていく。「ウィンドウレギュレーターハンドル」とも。
ドア内部、ハンドルの奥に歯車がついており、この回転運動を上下運動に変換して動かしている。仮に窓に上から力が加えられても、ウォームギアがあることでハンドルと一緒に窓が動いてしまうことはなく、簡単に窓を外から開けられないような仕組みにしている。
以前の車では一般的だったが、1980年代からスイッチ操作によってモーターを電気で回して窓を開閉できる「パワーウィンドウ」が普及したため、次第にほとんど見られなくなった。
パワーウィンドウと比べた場合のメリットは「エンジンがかかっていなくても窓を開閉できる」「水没したときでも窓を開けて脱出できる」などが挙げられる。ただ、やはり片手間でもひと押しするだけで開閉できるスイッチの手軽さは強く、現在の自動車ではあまりレギュレーターハンドルは導入されていない。
一方で廉価な社用車や、トラックなどの商用車などでは現在でも見られる場合があるので、完全に絶滅しているわけではない。
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関連項目
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