傷とは、皮膚や筋肉の、剥がれる、裂けるなどした部分のことである。
概要
医学的には創傷という。また傷(ショウ)と読んで、創傷のうちとくに皮膚の損傷をともわないものことをいう。皮膚が損傷しているものは創。
また心が痛んだ経験、体験のこと、人の失敗、欠点のこと、不名誉なことも傷という。この場合には、瑕、疵と書くこともある。
また物品の表面の損傷も傷という。
作品名
漢字として
傷
- Unicode
- U+50B7
- JIS X 0213
- 1-29-93
- 部首
- 亻部
- 画数
- 13画
- 意味
- 損なう、きず、けが、心が痛む、病む、謗る、喪、はなはだ、という意味がある。〔説文解字・巻八〕に「創(きず)なり」とある。創は刀傷のこと。
- また殤と通じて若死という意味がある。
- 字形
- 形声で声符は旁(𠂉+昜)の部分。𠂉+昜は、昜(陽の初文)を覆う字で、昜の力を損なう意味がある。〔説文解字〕は𥏻の省が声符だとしている。𥏻は矢傷。
- 音訓
- 音読みはショウ(漢音、呉音)、訓読みは、きず、いたむ、やぶる。
- 規格
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 傷痍・傷害・傷寒・傷痕・傷心・傷愴・傷損・傷歎・傷憤・傷病・傷兵・傷目
異体字
- 簡体字は伤。
関連項目
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