卸とは、卸売や卸業者のことである。
商品の生産者、輸入業者から仕入れて小売に販売すること、そういった業種、そういった業者。
漢字として
- 意味
- 脱ぐ、解ける、車を止めて馬を解く、落ちる、下ろす、荷物を下ろす。
- 〔説文解字・巻九〕に「車を舍(お)きて馬を解くなり」とある。
- 日本語特有の意味
- 商品を卸す、卸売。
- 字源
- 止+午+卩の会意。
- 御のもとになった字である。卸は甲骨文・金文において、御の意味(おさめる、まつる、もちいる)や、禦の意味(ふせぐ)で使われる。
- 甲骨文・金文の字形は午+卩の形や幺+卩、𢆶+卩の形である。午、幺は糸束の象形の字で、糸束を祀るという字。
- のちに御と卸はまったく別の字として使われるようになった。そのため、甲骨文の発見以前は御が古く卸の方が新しい字ではないか、という説もあった。また経籍に用例がないため、〔説文〕には誤って収録された字ではないかという説もある。
- 音訓
- 音読みはシャ(漢音)、訓読みは、おろす、おろし。〔説文〕に「讀みて汝南の人の寫書の寫の若くす」とある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 卸頭・卸任・卸帆
異体字
- 缷は、〔六書正訛〕や〔字彙〕に「俗に缷と作(な)す」とある異体字。
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