MEIKOとは、クリプトン・フューチャー・メディアのバーチャルシンガー、音声合成ソフトである。
概要
ピアプロキャラクターズの一人で、ファンの間では初音ミクたちCVシリーズの先輩または姉的な存在に準らえて「姉さん」とも呼ばれる(もしくは「めーちゃん」)。
CGM発の設定で「日本酒」をイメージアイテムとすることが多く、二次創作のデザインが「初音ミク Project DIVA」シリーズに採用されたことも(例:咲音メイコ)。
ライブラリはシンガーソングライターである拝郷メイコ氏の声をサンプリングしたもの。
バーチャルシンガーソフトウェア
- MEIKO(V1版)
- 初代VOCALOIDエンジンに対応したMEIKOの最初のソフト。2004年11月5日にリリース。
V1ベースの製品でも初の日本語シンガーであり、素直で安定した声質のため、様々なジャンルの曲に合うとされている。 - MEIKO V3
- VOCALOID3エンジン対応ソフト。2014年2月4日にリリース。
- ピアプロキャラクターズ・スーパーパック
- 初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOの6名合同ソフト。V3・V4のOriginal相当の音源をチューンナップしたもの。「SP」とも略される。
2024年8月1日に「初音ミク NT Ver.2」「初音ミク V6 AI」と同時発表され、同年8月30日に発売。佐々木渉(wat)いわく、某ゲーム(プロセカと思われる)などで6名で歌う機会が増えていることもあって思い至ったという。過去作とのクロスシンセシスも想定されている。
クリプトン社の今後の展開として、初音ミクで先に行ったことを“横”に広げていくという。NT Ver.2とV6ではAIを採用しており、「AIによる自然な調声の利便性」「音質の向上」「キャラクターの“らしさ”は守りたい」といった課題を挙げている。
発売開始~ニコニコ黎明期
MEIKOは世界を巻き込んだ「初音ミク現象」が起こる前に3000本以上も売れたとされる。発売された2004年当時は1000本が成功ラインであり、当時の基準では大成功の部類に入る。
そしてミクのそれ以上の大成功を受け、KAITOや鏡音リン・レン、巡音ルカなどの他のピアプロキャラクターズと共に注目が集まった、という流れである。
MEIKOを使用して実際に発売された最初の楽曲としては、松武秀樹の「あの素晴らしい愛をもう一度」にて、発売前のものがKAITOと共に使用されていたことが確認されている(エンジンはVer1.0かプロトタイプ)。これだけでなく、同様に松武秀樹は「Let's Take A Coffee」にて、LOLAと共に使用していた事が確認されている。
そのほか、プロの作品としては平沢進が2006年以降の自らの楽曲でMEIKOを使用していると雑誌のインタビューで発表した。
また、商業作品ではないが、天門の個人サークル「電奏楽団」が2005年末に頒布していたアルバム「悠久の老木 Lost Empire Saga」には「Thanks:VOCALOID」とのクレジットがあり、MIRIAMとMEIKOが使用されている。
ラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」では、番組内ジングルでMEIKOを採用していた。
創作におけるMEIKO
- ワンカップPの曲のイメージから、いつのまにか日本酒好きの設定にされた歌のお姉さん。やはりその手のキャラのお約束で酒豪・酒乱属性が付加されるケースも。
- 巨乳として描かれる事が多い。
- ピアプロキャラクターズのキャラの中では長女として描かれる事が多い。愛称は「姉さん」。男勝りの姉御肌キャラとして描かれる事も多く、「姐さん」と呼ぶ者もいる。
- MEIKO線→名港線
- 咲音メイコと呼ばれる二次設定の派生・亜種キャラが特に有名。
主なタグ
「VOCALOID関連のタグ一覧」も参照。
|
|
サムネの顔
セクシーなMEIKO、兄弟達と一緒のMEIKOが目立っている。
関連静画
関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 28
- 0pt