意とは、意味、意図という意味の言葉である。
漢字として
- 意味
- 心、心の中、考え、見解、表すところのもの、願望、想い、感情、(憶と通じて)思う、記憶する、(噫と通じて)ああ、(抑・噫と通じて)そもそも、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十〕に「志なり」とある。
- 字形
- 音+心の会意。〔説文(段注本)〕は「言に察して意を知るなり」と、音声を聞いて考えを知るという解釈をとっている。ほかに、音は神の啓示を表し意はそれを推し量る意味の字とする説(白川静)、音声の形声説(〔小徐本〕)などがある。
- 〔説文〕には𢡃(オク、億・憶の初文)の字があるが、意・𢡃は同じ字とされる(〔六書故〕や徐灝などの説)。
- 音訓
- 音読みはイ(漢音、呉音)、訓読みは、こころ、おもい、おもう。名のりに、おき、むね、もと、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 意(𢡃)を声符とする漢字には、億、噫、憶、澺、檍、臆などがある。
- 語彙
- 意外・意企・意気・意義・意見・意嚮(意向)・意志・意思・意地・意識・意趣・意匠・意中・意図・意馬心猿・意表・意味・意欲
異体字
- 𢡃は、〔説文・巻十〕に「滿つるなり」「一に曰く十萬を𠶷と曰ふ」とある字で、意の異体字とされる。満は臆の意、十万は億の意である。〔説文〕は𠶷声の形声としているが、金文の字形は章また言に従う。甲骨文・金文で言・音は同じ字形であった。
- 悥は、〔説文〕に「籒文、省す」とある𢡃の籀文。JIS X 0212補助漢字。
関連項目
- 0
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!

