留守とは、
本項では2に触れながら、4について解説する。
国司が都に戻ったとき、その後現地に留まって収税、田畑の検分、軍役統括などの国衙行政全般を取り仕切る役職を留守職(るすしき)といい、陸奥国、大隅国などの遠国に置かれた。
著名な留守職の家系に伊沢家景を祖とする留守氏がある。建久元年(1190年)、大河兼任の乱が鎮圧された後に源頼朝の命により陸奥国留守職を任ぜられた。
そのことから、息子の家元以降、苗字を「伊沢」から「留守」と改め、その後、留守氏は奥州で権勢を誇った。
室町時代後期からは奥州伊達家の傘下に入り、留守氏第18代の留守政景が伊達政宗の家臣となり活躍した。
主な人物
関連項目
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