漢字として
- 意味
- 川芎、芎藭という語で使われる。どちらも同じセリ科の香草(センキュウ)のこと。センキュウの根は漢方に用いる。もと芎藭で、関中に生ずるものを京芎、蜀に生ずるものを川芎、天台に生ずるものを台芎、江南に生ずるものを撫芎といった。
- 〔説文解字〕の本字は𦵡で、〔説文・巻一〕には「𦵡藭、香艸なり」とある。芎は、「司馬相如說、𦵡、或ひは弓に從ふ」と異体字として載っている。
- 字形
- 形声で、声符は弓。𦵡の声符は宮。
- 音訓
- 音読みは、キュウ(漢音)。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
異体字
- 𦵡は、〔説文〕の本字。
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