里信号場とは、佐賀県藤津郡太良町にあるJR九州・長崎本線の信号場である。
概要
多良駅と肥前大浦駅の間にある行き違いのための信号場。駅間距離が長いことから設置された。
当信号場は有明海を眺める入り江に設けられており、眺望も良く、長崎本線の車窓の名所となっている。障害物となるようなものがないため、対向する列車から行き違い待ちの列車が遠くから見えやすい。
こうしたことから当信号場周辺は海を背景とした列車の撮影スポットとしても知られる。祐徳バスが長崎本線に並行するように走っているため、撮影するには意外と不便は無いようである。
当信号場は一線スルーではなく通過列車は必ず速度制限がかかる。このあたりの長崎本線は海岸線を沿うように走行していて高速走行ができない区間であるため、一線スルーにする意味があまり無かったのだと思われる。
特急同士は長らくここで行き違いをしていたが、2011年3月ダイヤ改正により主に多良駅での行き違いに変更されており、ここで行き違う列車は少なくなっている。
特急かもめが廃止された2022年9月ダイヤ改正後は交換する列車もなくなり、今後は廃止される見込み。
周辺は数軒程度の民家と飲食店が1軒あるだけであり、特に駅を設置する要望は無かった模様。
隣の施設
隣の駅 | 当信号場 | 隣の駅 |
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肥前大浦駅 | 里信号場 | 多良駅 |
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関連項目
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