漢字として
- 意味
- 雨乞い、雨乞いの祭祀、虹。
- 〔説文解字・巻十一〕に「夏の祭りなり。赤帝に樂し、以って甘雨を祈るなり」とある。〔爾雅・釈訓〕に「舞號、雩なり」、〔爾雅・釈天〕に「螮蝀をこれ雩と謂ふ。螮蝀、虹なり」とある。
- 字源
- 形声。声符は于。
- 音訓
- 音読みはウ(漢音)、訓読みは、あまごい。
- 規格・区分
- 常用漢字でも人名用漢字でもない。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
- 声符
- 雩を声符とする漢字には鄠、樗、謣、摴などがある。
- 語彙
- 雩祭・雩禳・雩帝
異体字
- 𩁹は、〔康煕字典〕に〔正韻〕を引いて「雩に同じ」とある異体字。
- 𦏻は、〔説文〕に「𦏻、或ひは羽に从(したが)ふ。雩、羽舞なり」とある異体字。雩は羽飾りをつけて踊ったので羽に従うとある。〔竜龕手鑑〕に飛ぶさまとある。
- 1
- 0pt