NAVi5とは、いすゞ自動車が開発した、ドライビングロボット(自動変速機)である。
意欲作ではあったが先進的すぎ、余り普及しなかった。
概要
コンピュータが乾式クラッチと変速機を油圧制御、軽油噴射量(ガソリン車にあってはスロットル開度)、エンジン回転数、走行速度などからコンピューターが最適なギアを選択する。1984(昭和59)年9月に発売された初代いすゞ・アスカに搭載され、後に2代目いすゞ・ジェミニや、いすゞ・エルフ、いすゞ・キュービックにも搭載された。1989(平成元年)の初代いすゞ・アスカの最終型にも設定があった。
作動油は航空機用作動油であるため、絶対に通常のATFを注油してはならない。(純正品は「BESCO NAVi5」)
クリープ現象が発生しないなどAT車に慣れたユーザにとっては特徴のある変速機で余り普及しなかったが、いすゞはその後も改良を続け、NAVi-6~NAVi11へと発展させた。 現在の後継変速機はスムーサー(E,F,G)で、最大12速制御化されている。
(スムーサーEとスムーサーExはエルフ、スムーサーFはフォワード、スムーサーGはギガに搭載されている)
バス用も当初は油圧駆動方式であったが後に空気圧駆動式に改良されている。
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