WolframAlphaとは、どんな質問にでも答えるサイトである。
概要
Mathematica(マセマティカ)の開発・販売元であるウルフラム・リサーチが設立し、現在はその子会社が運営している。公式サイト
を開くと、googleと同じように検索欄が1つだけある。ここに文章や数式で質問すると、回答を得ることができる(詳細は後述)。iPhoneのsiriと連携していて、siriは検索機能の大部分をこれに依存している。現在、日本語には対応していないが、単語レベルであれば日本語でも検索できる(ただし回答は英語)。
具体例
ここでは実際の検索結果の例を挙げ、どのように回答するかを示す。なお、小見出しのタイトルは回答ページのリンクになっている。
- ax^4+bx^3+cx^2+dx+e=0

一見すると、ただの4次方程式に見えるが、この条件では係数が0であるかを考慮していない。この場合、WolframAlpha上ではa=0であるか、もしそうであるならb=0であるか、・・・とすべての場合を考慮する。また、a~eに数値を代入すると、電卓のように近似解ではなく、代数的に正しい答えを回答する。この、「場合分け」と「代数的解法」が特徴といえる。
この問題に限らず、微積分や行列、大学以上の数学も解くことができる。数式によっては、計算過程やグラフが示されることもある。 - What is the 2525th prime?
(2525番目の素数は?)
WolframAlphaは英文を直接理解して回答することができ、これが最大の特徴といえる。ちなみに2525番目の素数は22613である。なお、英文は完全文である必要はなく、この例では"2525th prime
"でも正しく認識される。 - Japan

WolframAlphaには百科事典としての機能もある。通常の百科事典と異なり、データベースが大半を占める。これは人物、施設等でも同様である。また、これらのデータベースを質問で取り出すこともできる(例:How large is Japan?
)。一般名詞や動詞、形容詞等ではほぼ英英辞典だが、関連語の数がやたら多い。
関連動画
関連項目
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