「あ、負けました」とは、 自分が負けたことを相手に伝える投了の言葉である。
第58回NHK杯将棋トーナメント 決勝でともに永世名人の資格を持つ 森内九段×羽生名人の一戦で森内が発した。
森内は終盤に、覆い被せるように羽生王を追い詰めた。詰みがある(勝ちが確定している)状態になったにもかかわらず、その前に指した羽生の常識外の9四歩を見て踏み込めず、結果として羽生が逆転勝ちした。
自分のミスに気がついた後は、普段は感情を表に出すことの無い森内が、顔を手で覆ったり、顔を真っ赤にして顰め、見る人によっては泣きそうになっていた。その後、お茶を飲んで冷静さを取り戻し、快活な言葉で「あ、負けました」と投了をした。
簡単な言葉だが、小さい頃からのライバルで、400年前から続く歴史のある名人位を並外れた成績で奪い守り続けた二人にとっては重みがあるのではないか。
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最終更新:2025/12/08(月) 11:00
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