おれのズボンがアイス食っちまったとは (オレノズボンガアイスクッチマッタとは) [単語記事]

おれのズボンがアイス食っちまったとは、漫画「ONE PIECE」に登場するセリフである。

概要

11巻・第98話に登場する、海軍本部大佐（当時の階級）スモーカーのセリフ。前後のやり取りも含め、セリフの全文は以下の通り。

ユウ「3段アイスだーっ!!」

ユウの父親「おいおい走ると落っことしちゃうぞ」

ユウ「あっ」（スモーカーにぶつかり、アイスがベチャっとスモーカーのズボンに付く）

ユウ「…あ…
　アイス……」

ユウの父親「ス…スモーカー大佐…!!
　ど!!　どど…どうもすみませんっ!!!
　ウチの子がっ…!!!」

（スモーカーがユウの頭を掴み、それに対してユウが怯えるように反応する）

スモーカー「……悪ィな
　おれのズボンがアイス食っちまった
　次ァ5段を買うといい」（ユウにお金を渡す）

まだ登場したばかりの強面の海兵が見せる、優しさの一面である。子供の粗相を咎めず、「ズボンが食った」と子供向けの表現を交えつつ自分側に非があるように振舞い、さらに失われたもの（3段アイス）より大きな楽しみ（5段アイス）を与えている。わずかなやりとりの間で見事なまでに大人の対応をこなしている。

これまで本編に登場した海兵はモーガンやネズミなど、その地位・権力を利用して悪行を働く者が目立っており、「海兵にもちゃんと正義の心を持った人物がいる」ことを印象付けるシーンとなっている。
（…と同時に、その後明かされたスモーカーは「物理攻撃を無効化する」モクモクの実の能力者である点について、スモーカーにぶつかった少女は只者じゃないのでは？という考察がネタ的にされている。）