アマチュア無線機とは (アマチュアムセンキとは) [単語記事]

アマチュア無線機とは、アマチュア無線に使用する無線機（トランシーバー）のことである。

概要

アマチュア無線では、電波を用いて通信を行うが、その電波を「送信する」「受信する」の二つの機能を持つ機器がアマチュア無線機である。

無線家の間ではリグ（RIG）とも言われる。手のひらサイズのハンディー機、車載用の弁当箱サイズのモービル機、卓上に設置する固定機など様々なタイプが存在する。

いずれのタイプのものでも、操作するには無線従事者免許と無線局免許が必要である。もしこれらを持っていない人が操作した場合は、電波法違反となり1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課される。

さらに、人命財産に深く関わる重要な無線通信（具体的には警察無線・消防無線・列車無線と、電気通信事業者、気象台、電力会社各者の業務無線通信）に妨害を与えた者は、5年以下の懲役または250万円以下の罰金となるので注意されたし。

アマチュア無線機は以下の種類に分類することができる。

　　　　　手のひらサイズ無線機であり、ほとんどが14 5MHz,430MHzのバンドであり、変調方式はFMである。

　　　　　出力は5ｗ程度であり、近距離での交信が主流となるが、工夫や条件次第ではかなりの遠距離とでも交信

　　　　　を行うことができる。「第四級アマチュア無線技士」の資格で使用できる。価格は1万円から5万円程度である。

　　　　　車載用につくられた無線機であるが、13.8vの直流安定電源を用意することで家でも使用することができる。

　　　　　ハンディー機とおなじくほとんどが、14 5MHz,430MHzのバンドであり、変調方式はFMである。

　　　　　出力は様々であるが、最大で50wのものがラインナップされている。

　　　　　自宅にて使用することを想定している無線機であり、モービル機よりは大型である。

　　　　　バンドは、1.8MHzから1200MHzまで様々なバンドのものが用意されており、変調方式も、

　　　　　FM,AM,SSB,CW,RTTYなど様々なモードに対応できる。

　　　　　コンパクトな機種もラインナップされており、工夫次第では車載も可能である。