イタチザメ

イタチザメとは、メジロザメ目メジロザメ科に属する鮫である。

概要

最大で全長8mにも達する巨大な鮫。極めて大きな体つきに、鎌状の大きな尾鰭、大きく丸みのある吻といった特徴から容易に見分けられる。体色は背側が灰色で、腹側が白色。幼魚のころは明瞭な黒色の豹柄模様があるが、成長するにつれ不鮮明になり、最終的には消失する。

熱帯および亜熱帯周辺海域の表層から水深100m程度までの沿岸および外洋に生息している。攻撃的であり、また人と出会う可能性のある沿岸域に出没することがあるため、ホホジロザメ、オオメジロザメと並ぶ危険な鮫とされている。

生物・無生物を問わず眼前にあるものはなんでも食べる習性があり、解剖された胃からは実際に看板や浮き輪などが発見された例がある。
この食性から「ひれのついたゴミ箱」と揶揄される。

漁場の近辺に生息するものは網を噛み切ったり漁獲物を食い荒らし大きな被害をもたらすため、漁業が盛んな地域では積極的な駆除の対象にもなっている。

ちなみに英名は「Tiger shark」。イタチなのかトラなのかはっきりさせてほしい。

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関連項目

• 動物の一覧
• 鮫
• メジロザメ目