エル・アレフ

エル・アレフ（El Aleph）とは、ホルヘ・ルイス・ボルヘスによる物語集である。「アレフ」という表記もある。

概要

1949年に発表。アルゼンチンの国民的作家にして稀代の碩学、ホルヘ・ルイス・ボルヘスによる代表的な作品。マジック・リアリズムが駆使された幻想的な小説は、現実と幻想の境界を曖昧にしていく。

収録作の『不死の人』は、1975年にアルゼンチンで映画化されている(日本未公開)。

収録作品

邦題は岩波文庫版に準拠。

• 不死の人（El inmortal）
• 死人（El muerto）
• 神学者たち（Los teólogos）
• 戦士と囚われの女の物語（Historia del guerrero y la cautiva）
• タデオ・イシドロ・クルスの生涯(一八二九 ― 一八七四)（Biografía de Tadeo Isidoro Cruz (1829 – 1874)）
• エンマ・ツンツ（Emma Zunz）
• アステリオーンの家（La casa de Asterión）
• もう一つの死（La otra muerte）
• ドイツ鎮魂曲（Deutsches Requiem）
• アヴェロエスの探求（La busca de Averroes）
• ザーヒル（El zahir）
• 神の書跡（La escritura del Dio）
• アベンハカン・エル・ボハリー、おのが迷宮に死す。（Abenjacán el Bojarí, muerto en su laberinto）
• 二人の王と二つの迷宮（Los dos reyes y los dos laberintos）
• 待ち受け（La espera）
• 門口の男（El hombre en el umbral）
• アレフ（El Aleph）
• エピローグ

関連商品

関連項目

• ホルヘ・ルイス・ボルヘス
• マジックリアリズム
• 短編集
• 幻想小説