エンリコ・バローネ(Enrico Barone、1859〜1924)とは、イタリアの軍人、戦史家、数理経済学者である。
チューリン士官学校の軍事科学教授を長年務め、またローマ経済学研究所教授としても長いこと務め、軍事戦略に関しても経済学と同じくらい偉業を残している軍人、経済学者である。
限界革命を達成したワルラスの弟子兼友人としてともに研究を進める。限界生産力理論を発展させ、それを一般均衡理論に組み入れることができることをワルラスに提示した。彼の研究はワルラスの著書に、ひいては経済学全体に影響を及ぼした。
しかし、バローネの最も広く知られた功績は「集産主義国家における生産省(1908)」が「影の価格(シャドウプライス)」を使用すれば完全な競争均衡を達成できることを示したことである。すなわち、「完全な競争が達成できたときが一番良い社会(社会厚生が極大化している)」ということを証明したのだ。これはワルラスの研究を受け継いだものであった。
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最終更新:2024/12/25(水) 23:00
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