オジサン(Parupeneus multifasciatus)とは、スズキ目ヒメジ科の魚類である。美味だが食用として流通されることは稀。
※その他の「オジサン」についてはおじさんをご参照ください。
珊瑚礁に棲息する。日本では駿河湾以南で見られる。
体長は30cmほど。体に不明瞭だが約5本の横帯があり、体色は薄い赤っぽいが、興奮させると赤紫っぽくなる。
比較的温和で体長に大きな差異がなければ、ほかの魚と一緒に飼うこともできる。
下顎に長い2本のひげをもち、このひげを蓄えた顔がおじさんのように見えるため、この名前がついたと思われる。
但し、そのひげは普段泳いでいるときは下顎のミゾに隠してしまう。
海底で砂の中の餌を探すときにひげをせわしなく動かし、また、舌の役割を果たしており味の感知もできる。
オジサンといういかにも雄っぽい名前だが、もちろん雌もいる。もともとの名前はオジイサンであったともいわれる。ちなみに高知県ではメンドリ、といかにも雌っぽい地方名がついている。東京の市場ではオジサンでなくても大型のヒメジ科の魚はまとめて「おじさん」と呼ぶことが多い。
なお、オバサンという魚は存在しないがアバチャンという魚ならいる。こちらはクサウオ(ビクニン)の仲間で水っぽく食用には向かない。また、タナカゲンゲという魚は地方名が「ばばあ」である。
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最終更新:2024/12/05(木) 23:00
最終更新:2024/12/05(木) 22:00
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