ケーニグセグ・レゲーラとは (ケーニグセグレゲーラとは) [単語記事]

ケーニグセグ・レゲーラ(Koenigsegg Regera)とは、スウェーデンの自動車メーカー、ケーニグセグが80台限定で製造する自動車のような何かである。

概要

「レゲーラ(regera)」とはスウェーデン語で「君臨する」「支配する」「統治する」「制覇する」といった意味。2015年のジュネーブモーターショー15で試作車が初公開され、2016年から市販が開始された。

もともとケーニグセグはCCXやアゲーラなど1000 馬力近い馬鹿力を発揮する5L強のV8 エンジンを搭載するミッドシップスーパーカーメーカーとして知られているが、このレゲーラはそのモンスター V8にモーターを3つ追加することで、合計1500馬力超のプラグインハイブリッドスーパーカーとなっている。
ちなみにトルクの方も2000N・mオーバーと数字だけ見ればもはや戦車か何かではないかと疑うレベル。
そのスーパーカーの範疇を軽く凌駕するパワーはたった20秒で400km/hに到達可能と、ブガッティの最新モデル「シロン」に真っ向から喧嘩を売っている(なお、0-200までは4WDのシロンが勝っている)。

この他の特徴として、この車はダイレクトドライブ方式(モーターの回転をギアボックスなどを介さずに駆動対象へ伝える方法)を採用している。このため、1速とバックしかない(厳密に言うとダイレクトドライブのOn-Offがあるが)。高回転でこの方式を取ろうとすると非常に精密な精度が要求されるうえ、PHVであるため、ガソリンエンジンともうまくシンクロさせないといけないため、この技術は驚異的以外の言葉が出てこない。

※参考

	レゲーラ	アゲーラRS	ブガッティ・シロン
エンジン	5.0L V8 ツインターボ + モーター×3	5.0L V8 ツインターボ	8.0L W16 クアッドターボ
馬力(HP)	110 0+700	1160	1500
トルク(N・m)	128 0+820	1280	1600
車重(kg)	1628	1395	1996