ソフトウェアテスト

ソフトウェアテスト（Software testing）とは、システムやソフトウェアの品質を向上させるためにソフトウェアを実行し何やら欠陥がないか探すことである。より広くソフトウェアを実行しない静的な検査、仕様書のレビューなどをソフトウェアテストに含める場合もある。

概要

ソフトウェア開発は人間が行う作業の連続であり、欠陥が混入される機会に充ちあふれているため、 テストもソフトウェア開発の最初から最後まで行われる作業になる。またいろいろな観点から人間はミスをするのでテストもいろいろな観点からなされる。

このためテストもいろいろな観点で分類される。以下はISTQBでの分類の例である。

テストレベルによる分類

単体テスト（コンポーネントテスト）、結合テスト（統合テスト）、システムテスト、受け入れテスト（ユーザーテスト）

テストタイプによる分類

機能テスト、非機能テスト、構造テスト、確認テスト、回帰テスト、保守テスト

歴史

ソフトウェアテストが始まったのは最初のノイマン型のコンピュータとされるEDSACが開発された1949年であろうとされている。このころはまだテストやデバッグの区別はされていなかった。

やがて1960年代から1970年代にかけてデバッグとテストは区別されるようになり、デシジョンテーブルや同値分割・境界値分析といったテスト技法が生まれる。1979年のマイヤーズの「ソフトウェア・テストの技法」が出され、「テストはエラーを見つけるつもりでプログラムを実行する過程である」とされた。

テストに関する標準

• IEEE 829 Test Documentation
• IEEE 1008 Unit Testing
• IEEE 1012 V&V Plans

関連商品

関連項目

• プログラミング関連用語の一覧
• デバッグ

関連リンク

• ソフトウェアテスト技術振興会