ダビィとは (ダビィとは) [単語記事]

ダビィとは、アニメ『ドキドキ！プリキュア』に登場する、トランプ王国の妖精だビィ（プリキュアシリーズでは24番目の歴代妖精（もし、『スマイルプリキュア!』のポップが歴代妖精でなければ23番目））！

概要だビィ！

剣崎真琴（キュアソード）のパートナー妖精。薄紫色の子猫のような外見をした女の子で（後述の人間態からすると、大人の女性かもしれないが）、耳にスペードの先端のような意匠がある他、細長い尻尾がある。語尾には、「～だビィ」「～ビィ」と付けて話す。真琴がキュアソードに変身する際には、自身もラブリーコミューンに変身する。

シャルルたちと違って、本編開始前から既に真琴のパートナーとして活動しており、トランプ王国の崩壊時に、真琴と一緒に人間の世界へ亡命同然に逃れてきた。生まれてすぐにトランプ王国から離されたシャルル三姉弟とは面識が無く、マナ達がトランプ王国に飛ばされた時に初めて出会った。それ以降は、頼りになるベテラン妖精であることから、妖精たちのまとめ役を務めることが多い。

トランプ王国が滅んで天涯孤独の身となった真琴にとって、ダビィはたった一人（一匹？）の生き残った仲間であった。故郷を失って周りに心を閉ざしがちだった本編初期の真琴のことを常に気遣い、真琴がマナたちと仲良くなれるようにも力を尽くす。さらに、不器用でなかなか素直になれない真琴に代わって、彼女の本音をマナたちに代弁するなど、キュアミューズのパートナーであるドドリーのような役目を果たす場面も、前半では時々見られた。

後述の通り、人間の姿の時は大人の女性だが、妖精の姿の時は真琴が責められると怒ったり、ラケルの恋愛についてシャルルと喧嘩するなど、少し子供っぽくなる。が、お節介に思えるほど面倒見が良い性格なのは、妖精の姿でも人間の姿でも同じである。

DBの説明もするわ

真琴が仕事中の時、ダビィは人間の姿に変身し、DB（ディービー）の名前で真琴のマネージャーを務めている。外見はスーツ姿に眼鏡を掛けており、男装の麗人を思わせる妙齢の美人さんである。また、耳には自身と真琴のシンボルマークでもあるスペード型のピアスを付けている。

大人の姿に変身する妖精は、プリキュア5のココとナッツ以来であり、妖精の時と大きく印象が異なる。真琴にとってダビィは母代わりとも姉代わりともいえる、海より深い絆で結ばれているが、ダビィがDBの姿になるとその関係はより顕著に表れている。マナたちと仲間になる前の真琴にとっては、ただ一人本音を打ち明けたり甘えることが出来る相手であり、ダビィ（DB）が優しく受け止める場面もよく見られた（この関係は、人間と妖精の姿こそ逆だが、プリキュア5のかれミルに近い）。真琴がマナたちと親友になってからも、ダビィは保護者のように温かく見守っている。

変身する時の姿が成人女性であるせいか、DBになると妖精の姿でいる時にも増して、歴代プリキュア妖精の中でも特に精神的に大人びている。語尾に「～ビィ」と付かなくなるだけでなく、人間界に全く問題なく馴染んでおり、適応力の高さでは歴代妖精の中でもトップクラスである（但し、虫歯の存在は知らなかった）。料理をしたことがない真琴の衣食住を管理している他、真琴の移動手段である自動車を運転手を務めるなど、しっかり免許も持っており、普段はセバスチャンが運転するありすのリムジンも問題なく操縦できた。シャルルたちが人間が変身する際も、その手ほどきと注意をしっかり教えており、プリキュアにとっても妖精仲間にとっても、実に頼りがいがある。

但し、自身が説明していた通り、人間の姿だとジコチューの行動を察知できなくなったり、体力を激しく消耗するためか、真琴がオフの時はダビィの姿のままでいることが多い。一方、人間だと精神的支柱となる面で先輩妖精のココとナッツが、ダメージを受けるとすぐ元の姿に戻ってしまうのに対して、ちょっとやそっとのことでは変身は解除されないどころかどつきあいの戦闘までこなせる程の戦闘力も持つ。流石にプリキュアやコッペ様のような超人的な力は使えないようだが、人間という枠内なら十分に強い方と言えるレベルの軽い身のこなし・体術をもこなせる。
なお、人間の姿から直接ラブリーコミューンに変身することは可能。

ダビィは変身前と変身後のギャップがかなり大きいが、中の人が同じとは思えない程、声質も大きく変わっており、CVを担当する内山夕実の演技力の高さが窺える。
15話で真琴が映画の撮影でベテラン女優のおおとり環に叱責され時には、DBが珍しく感情を露わにして怒ったと思うと、その直後にはダビィの姿に戻って激おこぷんぷん丸となる場面は、特に声の演技の使い分けがよくわかる。また、22話でみんなが海水浴に出かけた時、ダビィはサングラスを掛けて日光浴していたが、DBの姿で披露してほしかったという声も多かったらしい（妖精の姿のままだと、かなりシュールな光景だったが・・・）。