パイノパイノパイ

パイノパイノパイとは、大正時代に流行したコミックソングである。
「東京節」「パイのパイのパイ」と呼ばれることもある。

概要

原曲は、アメリカ合衆国の軍歌「ジョージア行進曲」（作曲はヘンリー・クレイ・ワーク）。本場アメリカはもちろん、日本でも行進曲として現在でも親しまれているこの曲を、大正時代の演歌師、添田知道（添田さつき）によってオリジナルの歌詞が付けられ、コミックソングにアレンジされた。

内容としては東京という土地に愛着を示しながらもそれを面白おかしく表現したり、時には皮肉を入れたりしたもの。

ちなみに、アメリカのブラスバンドが原曲を日本で演奏した所「なんて卑俗な曲を演奏するんだ！」などという苦情が来たという逸話がある。

なぎら健壱、ザ・ドリフターズによるカバーや味ぽんのCMに使われたこともある。ドリフの替え歌バージョンは、ファンク調になっており、前奏のかけ声「To The Hustle！」当時アメリカで大ヒットしたディスコナンバー「ハッスル」から採ったものである。

ニコニコ動画では、アニメ「大正野球娘。」の劇中歌で使われたことにより、一躍有名になった。こちらで使われたバージョンでは歌詞の一部に改変がある。（原曲の歌詞に含まれる「乞食」が放送コードに抵触するため。）

関連動画

関連項目

• コミックソング
• 軍歌
• 大きな古時計（作曲者が同じ）
• ザ・ドリフターズ
• 大正野球娘。