ホーヱイとは (ホーヱイとは) [単語記事]

ホーヱイ(Hoei)とは、1907年生まれの日本の元競走馬、元繫殖牝馬である。鹿毛の牝馬。

※当記事では馬齢は旧年齢で表記します。

概要

父LoombahはオーストラリアのチャンピオンサイヤーであるGraftonの産駒。母 Appearan ceは血統書紛失により1897年生まれであること以外わからなくなってしまった血統不詳馬、1908年生まれのAppearan ceとよく混同されるが同名他馬である。競走成績もさることながら産駒に大正時代を代表する名馬バンザイ、帝室御賞典を勝ったピユーアゴウルド、カーネーシヨン(コクホウ)、コウエイ、孫にダービー馬スゲヌマと宝永牝系を形成した名牝。

ホーヱイは1913年に日本に輸入され5歳新馬として抽籤販売された。翌年阪神の帝室御賞典を勝ち、1917年に千本松牧場のオーナーブリーダー松方巌に乗馬用として購入され、同牧場の基礎繫殖牝馬となった。

下記の関連リンク先にある大正２年抽籤馬である豪サラの血統書を見ると何れも母や先祖に血統不詳馬が居りいずれもサラ系である。5代血統表が埋まり生年も合っているのはリナだけなのでこの馬が抽籤の当たりくじとして用意された馬と思われる。ただし、この馬も先祖に血統不詳馬がいるサラ系である。

要するに血統に瑕疵があり安く買い叩ける馬を生年に拘らず5歳新馬として販売するのが常態化していたと思われる。血統書の紛失さえなければ豪サラは純血サラブレッドだったという言葉は日本に輸入された時点で手遅れだったと言える。

とりあえずLoombahはロリコンじゃなかった。疑ってすまんかった。