ボウエンギョ(学名:Gigantura chuni)とは、魚類の一種である。
ボウエンギョ | |
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目 | ヒメ目 |
科 | ボウエンギョ科 |
学名 | Gigantura chuni |
英名 | Telescopefish Gigantura |
ヒメ目ボウエンギョ亜目ボウエンギョ科ボウエンギョ属に属する深海魚。インド洋・太平洋・大西洋など世界中の水深500~3,500m程度の深海に広く分布する。
本種の一番の特徴は、名前の通り「望遠レンズのように前方に突き出た筒状の目」であろう。この眼球は管状眼と呼ばれ、上方から降り注ぐわずかな太陽光や他の深海生物の生物発光を捉えるためのものであると考えられている。他の特徴として尾鰭の下側(下葉)が非常に長く、学名のGiganturaはこちらに由来する。雌雄同体。
体長は10cmほどと小型だが、鋭い歯と一部が軟骨化した頭は大きな獲物を飲み込むことに適しており、8cmのボウエンギョが14cmのホウライエソの仲間を飲み込んでいた、なんて例もあるという。また、体を垂直にして上方に獲物が通りかかるのを待っている姿が観察されている。
子供(仔魚)は親とは似ても似つかない姿をしており、浅い海で生活する。発見当初はRosaura rotundaという全く別の種類の魚だと思われていた。稚魚になる際に劇的に変態し、深海に生活場所を移す。
ボウエンギョ科にはもう一種コガシラボウエンギョ(学名:Gigantura indica)がいる。こちらの方が体長が大きくなる一方、ボウエンギョの方が少し体格が良い模様。とはいえ、そこまで外見の差はない。
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最終更新:2024/04/19(金) 18:00
最終更新:2024/04/19(金) 18:00
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