〈古典部〉シリーズで有名な米澤穂信による青春小説。
亡くなった恋人を弔いに東尋坊を訪れていた主人公が、
突如パラレルワールドに飛ばされてしまい
そこで存在しないはずの『姉』と出会い自分の存在と向き合うことになる。
出版社によるあらすじでは、
亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、
何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。
ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。
不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。
もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。
世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。
そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
となっている。
このあらすじを読むと、
「青春ミステリとか言ってるし、この作者の『〈古典部〉シリーズ』や『〈小市民〉シリーズ』みたいな青春ものなのかな?」
などと思ってしまいそうだが……。
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掲示板
63 ななしのよっしん
2020/02/22(土) 06:10:00 ID: Zmg8wOK7QE
メチャクチャ長くなっちゃうんだけど、思うにこの作品の解釈は、スタンスの違いで片が付く
・パラレルワールドじゃなくて死後の世界
地元の土日を挟んでるのに知り合いに誰にも会わない、門に忌避感を覚える、東尋坊行きの列車に平日でも学生がいてどんどん降りていく
ノゾミの母は現実では死んでいる(だからノゾミは帰ってこないと断定してる)。死後の世界だからノゾミの母は死ではなく家出に
・フミカだけは死後の世界なのに存在するのはグリーンアイド・モンスターだから。緑の色の目をした怪物で、緑の目とはカメラのレンズ
ラストシーンで「松の間の暗がりに潜んでいる何者かも恐ろしかったけれど」と言ってるのでこれはフミカ
フミカの家は東尋坊の近く。サキと一緒にいるときリョウはフミカの出待ちを恐れてる
サキの話からノゾミは日曜日に死んでる。月曜日までフミカは命日を悼みにくる人を待ち構えていた
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
64 ななしのよっしん
2021/02/21(日) 05:16:34 ID: nMjzP/sskM
>>61
普通の立場や状況ならそれは妄想やうぬぼれで済むんだけどこの作品は
「もし仮に理詰めでそれが証明されてしまったら?」
でもあるんだろうね。証明されてしまったから逃げられない。事実だから変えようがない。
65 ななしのよっしん
2022/04/23(土) 13:55:26 ID: b0oLwMgSmL
気になったら読んだけど好きだけど嫌いって言葉がすんなりと出ちゃう
今度友達に勧めよ
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最終更新:2025/12/23(火) 20:00
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