65
61 ななしのよっしん
2019/03/03(日) 22:31:14 ID: SNnhXK5Vo8
「自分という存在が、世界やまわりの人間にとってのボトルネックになっている」って考えは、自分の影響力を過大評価している点で、ある意味自己愛や自惚れに近い感覚じゃない?
62 ななしのよっしん
2019/10/15(火) 18:26:32 ID: ghAfE2Boy+
サキがリョウに間違え探しの真意を突きつけられて狼狽えてる時がなんかこう、スカッとしたな
根管の原因である両親よりもサキに矛先向けてて酷い考えなんだけど
63 ななしのよっしん
2020/02/22(土) 06:10:00 ID: Zmg8wOK7QE
メチャクチャ長くなっちゃうんだけど、思うにこの作品の解釈は、スタンスの違いで片が付く
・パラレルワールドじゃなくて死後の世界
地元の土日を挟んでるのに知り合いに誰にも会わない、門に忌避感を覚える、東尋坊行きの列車に平日でも学生がいてどんどん降りていく
ノゾミの母は現実では死んでいる(だからノゾミは帰ってこないと断定してる)。死後の世界だからノゾミの母は死ではなく家出に
・フミカだけは死後の世界なのに存在するのはグリーンアイド・モンスターだから。緑の色の目をした怪物で、緑の目とはカメラのレンズ
ラストシーンで「松の間の暗がりに潜んでいる何者かも恐ろしかったけれど」と言ってるのでこれはフミカ
フミカの家は東尋坊の近く。サキと一緒にいるときリョウはフミカの出待ちを恐れてる
サキの話からノゾミは日曜日に死んでる。月曜日までフミカは命日を悼みにくる人を待ち構えていた
・最期のメールはサキ
「二度と帰ってこなくていい」は一度目はあったけど二度目はない、という意味。母からのメールなら「もう帰ってくるな」にならない?
あの世界が「あの世」だと仮定すると、「死ぬな」と指示されて、死の世界からボトルネックとして切り離される→死の選択肢を失ってリョウは笑ってしまった。皮肉
・母が家族のアドレスを知らない
夫にさえ通夜の連絡を電話ですることがリョウの内面で示唆
リョウの携帯は型落ちで(赤外線)通信ができない
なのでリョウはサキのアドレスすら登録することを渋っている
サキは電話番号とアドレスを交換、とわざわざ両方の連絡先を手に入れてることを明言
・電話では「リョウくん」、メールでは「リョウ」
サキはふたりきりだと「リョウ」と呼び、兄やノゾミがいると「リョウくん」と呼ぶ。電話のときの一人称は「わたしたち」、そして海と風という人間が立ちようのない場所から視線を送る存在がいる。これはサキ(ツユ)とノゾミ。なので「リョウくん」
メールはリョウしか読まないので「リョウ」
なんじゃないかなぁ
受け入れるか想像するかのスタンスにより結末が変わって見えるすごいミステリだと思うな
64 ななしのよっしん
2021/02/21(日) 05:16:34 ID: nMjzP/sskM
>>61
普通の立場や状況ならそれは妄想やうぬぼれで済むんだけどこの作品は
「もし仮に理詰めでそれが証明されてしまったら?」
でもあるんだろうね。証明されてしまったから逃げられない。事実だから変えようがない。
65 ななしのよっしん
2022/04/23(土) 13:55:26 ID: b0oLwMgSmL
気になったら読んだけど好きだけど嫌いって言葉がすんなりと出ちゃう
今度友達に勧めよ
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