レインゴリト・グリエール(1875~1956)とは、19世紀末から20世紀前半にかけてロシアで活動した作曲家である。
キエフに生まれ、父親はドイツ人、母親はポーランド人でありプロテスタントの洗礼を受けるなど、ロシアそのものとはあまり縁のない家庭に生まれた。
彼の音楽的キャリアはモスクワ音楽院でタネーエフやアレンスキーに学んだところから始まるが、卒業後はリムスキー=コルサコフを中心としたベリャーエフ・グループに属した。つまり氏であるアレンスキーとは逆にモスクワ楽派からサンクトペテルブルク楽派に移ったうえで、両者を折衷させた楽曲を作ったのである。
初期の作品は保守的な傾向が強いが、1912年に70分を超える大作、交響曲第3番「イリヤ・ムローメッツ」を発表した。
その後ソヴィエト時代になると社会的リアリズムの楽曲を求められるようになったが、グリエールは祖国に残りこれに応えていった作曲家の一人となった。一方で連邦国家に取り込まれた中央アジア諸国や中国の民族音楽にも注目し、バレエ「赤いけし」などを発表していった。
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最終更新:2025/12/08(月) 10:00
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