レオ・オーンスタイン(1895~2002)とは、ピアニスト、兼作曲家である。
1895年、ロシアのクレメンチューク(現ウクライナ)のユダヤ系の家に生まれる。幼いころからピアノにおいて神童と称されヨーゼフ・ホフマンにサンクトペテルブルク音楽院を推薦されただの、オシップ・ガブリロヴィッチにモスクワ音楽院を推薦されただの、様々な天才ぶりを示すエピソードが残っている。結局1904年に8歳でサンクトペテルブルク音楽院に入ることとなった。
しかし1907年に家族とともに渡米し、1911年にはピアニストとしてニューヨークデビューを果たした。それからしばらくは演奏活動を続けたが、1915年から1920年代まで演奏活動から身を退き、トーンクラスター技法などを用いた未来派の音楽家として楽壇では悪名高い存在として知られることとなった。
1930年代に最後の演奏を行ってからは一線から身を退き、オーンスタイン音楽学校を開設するなど教育活動に従事した。しかしその学校も1958年に閉校して身を退き、以降の人生は作曲活動を続けつつも大衆の前からは姿を消してしまった。2002年に106歳の大往生で老人ホームで亡くなるまで、依然として前衛的な音楽を作り続けていったのである。
上述の通り、トーンクラスターや複雑なリズムを多用した極めて難解な作曲家ながら、近年ではマルカンドレ・アムランなど取り上げる演奏家も増えている。
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最終更新:2025/12/05(金) 22:00
最終更新:2025/12/05(金) 21:00
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