京王5000系(新)とは、京王電鉄が保有・運行する旅客用車両である。
「5000系」と付番される車両は2代目であり、当記事名においては初代との区別のため(新)と付けている。
2017年より導入が行われている車両で、20m4扉車。有料着席サービスを提供する列車「京王ライナー」用に開発され、ロングシート/クロスシート転換座席を備えている。加えて都営新宿線にも乗り入れ運用可能(今のところロングシート時のみ)。2023年現在7編成70両が運用中であるが、2021年10月に発生した車内傷害事件を受け、他車両への避難をおこなえるように全編成を貫通路付車両で組成する方針が打ち出されたことで、10両貫通編成である当系列は更に増備がおこなわれる模様である。
ステンレス車であるが、特徴的な丸みのある前頭部はFRP製。京王線導入車両としては初めて非常用扉を向かって左側にオフセットした左右非対称デザインである。側面窓上にCIカラーの京王レッド(ピンク)の帯を、窓下に京王ブルーの帯を配している。
基本は木目調で座席も暖色系。扉間が転換座席で端部は3人掛け固定座席。扉付近だけではなく天井部など1両当たり28機もの液晶ディスプレイが備えられ、空気清浄機も装備。さすがに西武40000系のようなトイレ装備とはいかなかったが。5736F(編成)からはドリンクホルダーを装備、5737Fでは転換座席車では初めてリクライニング機構が追加された(ロングシート時は稼働できない)。
VVVFインバータ制御車。10両中6両を電動車とする一方で、主電動機出力は8000系以前の150kw/hに戻っている。営業最高速度は他車両と同じく110km/h。ちなみに回生ブレーキで生じた電力を充電できる蓄電池を搭載し、停電時に橋梁上でストップしても脱出可能。10両貫通編成のため他車両との連結は非常時以外は想定されていない。
固有番号は30番台(31~37、81~87)が付いているが、都営新宿線乗り入れ対応車であることと、初代5000系との重複付番を避けたものと推測される。平日の京王ライナーや休日のMt.TAKAO号といった運用以外ではロングシートで、他系列と共通運用されているが、どちらかというと優等種別に用いられることが多い。
また初期には、東京競馬場での中央競馬開催時に京王ライナーの送り込み回送ダイヤを活用した府中競馬正門前駅始発京王線新宿駅行きの臨時準特急にも用いられた。
京王線の車両 |
現用車両: 7000系 ─ 8000系 ─ 9000系 ─ 5000系(新)(今ここ) |
引退車両: 中型車 ─ グリーン車 ─ 5000系 ─ 6000系 |
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最終更新:2025/01/07(火) 17:00
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