それさえもってりゃ、ねむっていても勝てるんだよ。
名刀「電光丸」とは、藤子・F・不二雄の漫画・アニメ『ドラえもん』に登場するひみつ道具である。
初登場はてんとう虫コミックス第11巻。見た目は光沢を放つ刀。レーダーが内蔵されており、襲ってくる敵の動きをキャッチし、持っているだけで自動的に相手を倒してくれる。ドラえもんの説明によると使用者が眠っている状況でも必ず勝利できるとのことで、劇中ではのび太や宮本武蔵が電光丸を使い、こん棒を持って襲いかかってきた大男や侍の大群を容易く撃退している。
かなり頑丈に作られているらしく、上述したこん棒で叩かれても全く故障しないほど。しかし攻撃力は控えめになっており、のび太や宮本武蔵が電光丸を使った時、倒された敵は気絶しただけで致命傷を負ったような描写はない。(一部のアニメ・外伝作品では物体を切断するほどの攻撃力を発揮したこともあるが)
「のび太の大魔境」では秘剣電光丸(映画では名刀電光丸)の名で登場し、のび太が電光丸を使ってサベールと戦った。サベールは電光丸の動きにしぶとく食らいつくも、最終的には頭に渾身の一撃を叩きこまれたことで体勢を崩し、そのまま階段を転げ落ちていった。
原作漫画では弱点らしい弱点がなく、一度も敗北したことがない高性能な道具とされている。しかしアニメ・映画ではピンチを演出して話を盛り上げるために弱体化していることが多く、大抵の場合は戦闘中に電池切れになってしまっている。(一応、公式の設定本では電光丸の内蔵電池について説明されているものの、原作漫画と矛盾する説明も見受けられるため、一概に「原作漫画の電光丸は電池式」とは言い切れない)
例えば「のび太のワンニャン時空伝」では、電光丸を使ってネコジャラに応戦したドラえもんは最初こそ余裕を見せていたが、途中で電池が切れた後は劣勢になってしまい、最終的には実力で勝利している。「新・のび太の大魔境」でも、最初はのび太が電光丸を使ってサベールと互角の戦いを見せていたが、途中で電池が切れた後は形勢逆転されてしまい、最終的には運よく電光丸がサベールの頭にヒットしたことで辛勝した。
原作漫画では二回しか登場していないが、上述した通りアニメ・映画では弱体化していることが多いものの登場機会が増えており、多くの作品でドラえもんたちが電光丸を使って敵と戦う白熱のシーンを見ることができる。今や空気砲やショックガンなどと同様に、戦闘では欠かせないメイン武器の一つになったと言えるだろう。
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最終更新:2025/12/06(土) 05:00
最終更新:2025/12/06(土) 05:00
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