呉市交通局は、かつて広島県呉市に存在した、呉市経営の公営鉄道事業者および公営バス事業者。
1906年に発足した呉馬車鉄道が鉄道事業のルーツ。1942年に大日本帝国海軍の要請によって公営化し、「呉市電」として市民に親しまれていた。
しかし、1967年7月に発生した豪雨により甚大な被害を受け、同年12月に全線廃止し鉄道事業から撤退。
廃線時には1000形が伊予鉄道モハ50形として、600形が岡山電気軌道2600形、700形が岡山電気軌道2500形と、800形が岡山電気軌道2000形して売却された。
その後伊予鉄モハ50形は2004年に廃車となったが呉ポートピアパークに里帰りし静態保存されている。
岡電2000・2500・2600形も既に廃車となっているが、2000形は台車・機器が7000形に流用されている。
バス事業は1941年に市内のタクシー会社の沿岸タクシーからバス事業を買収し市営バスを運行開始。
かつては公営バスとしては珍しく、高速バスに参入していた(広島八丁堀~呉駅・広駅を結ぶ「クレアライン号」で広電バス・中国JRバスと共同運行)。
2008年には広島県内共通IC乗車券のPASPYに加盟。
しかし、赤字体質が酷かったようで、2008年には一部路線を江田島バスに移譲。その後、2011年の呉市議会の賛成多数により交通局を解体することを決定。その後、広島電鉄が呉市バスの残り全路線を引き受けることを表明し、2012年、残り全路線が広電バスに移譲され、呉市交通局は消滅。100年以上に続いた歴史に幕を下ろした。
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最終更新:2025/12/24(水) 14:00
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