土居美咲とは (ドイミサキとは) [単語記事]

土居美咲は日本の女子テニス選手。WTA公式プロフィールでは横浜出身のように記載されているが、本人の公式サイトで大網白里市を出身地として記載しているため、テンプレではそちらを優先した。

概要

ジュニア時代から奈良くるみと共に期待されてきた選手。ジュニア実績としては2007年に奈良と組んだダブルスでウィンブルドンジュニア準優勝がある。シングルスの実績はジュニア時代は奈良の方が基本的に上だったが、プロ入り後は抜きつ抜かれつでライバル的な存在となっている。最近は奈良が低迷していることもあって日本女子のトップに立っている。2015年 10月のルクセンブルクで初優勝、日本人女子では10人目となるシングルスツアータイトル獲得選手となった。

プレイスタイルで特徴的なのは超攻撃的なフォアハンド。いっそすがすがしくて気持ちいいくらいにガンガン攻めまくる。そのスタイル故に安定はしないが、決まり始めるとトッププレイヤー相手でも互角の勝負を繰り広げるので、目が離せない。課題はあと一歩まで追い詰めながら勝ちきれないことが多いことか。最近だと2016年全豪オープン1回戦では第7シードのアンジェリーク・ケルバーに対してマッチポイントを握るところまで追い詰めたが逆転された。この後ケルバーはトントン拍子に勝ち上がり、最後はセリーナ・ウィリアムズを下して優勝。結果的にこの大会でケルバーを最も追い詰めた選手となったが、負けは負けである。しかしこのハードルを越えることができれば一気に伸びるポテンシャルも感じさせる。実際ウィンブルドンでは第15シードのカロリナ・プリスコバを下してベスト16に残った。この活躍もあって全米オープンでは自身初の四大大会シードを獲得。ランキングも最高30位をマークしている。