寸止めとは (スンドメとは) [単語記事]

寸止めとは、

空手や剣道などの形の稽古や試合、殺陣などのアクションシーンで、相手に攻撃を当てる寸前で止めたり、わざとダメージを与えないように当てること。「相手のスーツアクトレスがケガをしないように実は寸止めしている」
（性的な意味で）相手が絶頂する少し前で行為をわざと中止すること。またそのようなプレイのこと。「相手の男が出す寸前で寸止めする」
（すんドめ）岡田和人が連載していた漫画。及びそれを原作としたドラマ。

概要

空手の稽古や試合や形の練習、剣道、剣術の形の稽古、プロレスの試合、また殺陣やアクションシーンに於いて攻撃を実際には当てずに当てる寸前で止めたり、また当てはするが相手がダメージを受けないように軽く当てること。

剣道や剣術の形の稽古では、木刀を用いるので実際には当てないように寸止めで行われる。また、空手の場合は多くの流派や団体が乱立しているので一概には言えないが、「当てずに当たる寸前で止める。わざと当てた場合は反則となる。もし当たっていれば有効な打撃であったであろう攻撃ならば1本」だとか「ダメージを与えない程度に当てる。有効な打撃であれば1本」などのルールで試合が行われている流派団体がある。プロレスでも、言ってしまえばブックがあるため、もし本気で殴ったり蹴ったりしてKOしてしまうと試合が続行できないため、そうならないために寸止めで打撃を行う。

また、刀を使ったり、素手で格闘するような殺陣のシーンの場合も、模擬刀や木刀とはいえ当たれば大怪我につながるし、ダメージがあるほど殴られたりするとその場でうずくまったりして演技としては支障がでるし、本職の格闘家というわけでもないため、本気で打撃を行うと危険である。なので、このような殺陣などのアクションシーンも基本的は寸止めで行われている。とはいえ、あからさまな寸止めだと迫力に欠けるため、スーツアクターやスタントマンは結構ガッツリ打撃を当てられることもあるとか。