文部科学大臣杯少年少女囲碁大会

文部科学大臣杯少年少女囲碁大会とは、囲碁のアマチュア棋戦である。
小学生の部・中学生の部に分かれている。

概要

各都道府県の予選を勝ちあがった児童数名が参加できる。

プロの登竜門とされている。
統計上タイトル獲得経験のあるプロ棋士は、ほぼ必ず１４歳以下で入段している事から、
棋界では「プロ入り適正年齢は１４歳以下」という説が有力とされている。
その為、本大会で優勝又は上位入り→院生入り→プロ入段というプロセスが
現代の王道なのである。

故に毎年レベルは確実に上がっており、
この大会に参加し、特に小学生部門で上位入賞を果たした児童の多くが「トップ」プロになっている。
過去１０年でいえば今年２０１５年にプロ入りした大西竜平、
関西棋院の谷口徹、日本棋院東京本院の藤村洋輔など。
第一回～第八回の大会初期優勝者は全員がプロ入りしており、
中には山下敬吾、坂井秀至、横田茂昭などのタイトル獲得経験のある棋士も、ちらほら見受けられる。
井山裕太、松本武久は２連覇を経験。
ちなみに井山裕太は小学２年生で初優勝している
坂井秀至は中学生の部で３連覇。
中には万波佳奈（姉）、向井千瑛、関西棋院の石井茜と女流トッププロの名前も挙がっている。

歴代大会の中で特に第七回大会は後々まで業界で語り継がれており、
小学４年生・高尾紳路と２年生・山下敬吾が決勝まで駒を進めた事から「伝説」とされている。
おまえら小学生から競ってたのかよ・・・

地区にもよるが、少なくともアマ低段レベルでは、
県代表に選ばれたとしても本戦ではまず勝ちあがれない。
上位の児童の勉強量は数時間規模に及び、
緑星学園や洪道場などでガチンコ指導を受けているケースが多い。

関連動画

毎年夏になるとNHKで各部の決勝戦が放送される。

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関連項目

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