明星(列車) 単語

ミョウジョウ

1.0千文字の記事

明星とは、国鉄で運行されていた列車名である。

概要

関西九州夜行列車の命名にはよくある通り、明星東海道新幹線開業までの東海道本線夜行急行の一端として設定されていた。ヨンサントオダイヤ改正で2往復にまでに減っていた東海道夜行急行の名称を老舗の銀河に統一したことから、明星の名称は関西九州間の夜行特急列車となる。

当初1往復から運行が開始されていたが利用者数の増大で徐々に本数が増やされていき、山陽新幹線全線開業のダイヤ改正では客あかつき電車明星だったのが長崎本線系統はあかつき鹿児島本線系統は明星としたので7往復運行される事となった。7往復運行は夜行列車としてはゆうづるあかつきと共にトップタイの運行本数であった。

しかし山陽新幹線が開業し夜行列車の利用者が減すると明星の本数も減っていき、ほぼ同区間を運行していたなはが21世紀まで運行されていたのに対し明星国鉄民営化を待たずに止されてしまった。

列車名の由来

金星の別称明星から。

変遷

東海道急行明星

1948年7月 東京大阪間に名臨時夜行急行が設定される。

1949年9月 定期化される。

1950年11月 急行明星と命名される。

1968年10月 急行銀河の増発となり、明星は以下の区間の特急列車の名称となる。

山陽特急明星

1968年10月 急行ひのくにの格上げで新大阪熊本間に特急明星1往復が設定される。

新大阪 - 大阪 - 神戸 - 姫路 - 岡山 - 倉敷 - 広島 - 下関 - 小倉 - 博多 - 久留米 - 大牟田 - 熊本

1970年10月 2往復に増発。

1972年3月 山陽新幹線岡山開業のダイヤ改正で明星新大阪熊本間2往復・京都博多間・博多新大阪間・新大阪熊本間・熊本京都間に計4往復設定される。

1974年4月 新大阪熊本間の1往復を減便し計3往復になる。

1975年3月 山陽新幹線博多開業。あかつきの一部を明星に変更した事から、京都~西鹿児島間・新大阪~西鹿児島間3往復・新大阪熊本間・新大阪筑豊本線経由熊本間・新大阪博多間の計7往復の大所帯となる。

1978年10月 一挙3往復減便で明星は4往復となる。

1980年3月 3往復に減便。

1982年11月 1往復に減便。

1984年2月 新大阪鳥栖間を新大阪長崎間の特急あかつき連結する事となる。

1986年11月 明星臨時列車に格下げされそのまま自然消滅。

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