本当の弱者は助けたい姿をしていないとは、福祉や社会、政策に関する格言である。
「福祉が必要な人は助けたい姿をしていない」「本当に福祉を必要とする人は救いたい形をしていない」など様々な表記ゆれがあるが、概ね意味は同じである。
「見た目や個人的な印象だけで支援の必要性を判断するのではなく、法律や制度によって定められた基準を機械的に適用し、公平な支援を行うべきである」という心構え。
現実世界で福祉や公的補助が必要となる人は必ずしも助けてあげたくなるような人ばかりではない。
時には、そのような福祉を必要とする人が「精神疾患で暴れる」「介護関係の人に偏見がある」などの理由で、救いの手を振り払い、助けようとする人を敵視し攻撃してくるような場合もあれば、福祉が必要となるような人は、素行が悪く社会から放逐されたような人や、現在の自助努力の足りない人の場合もある。
本来であればそういった人々にも等しく福祉の手は差し伸べられるべきだが、残念なことに人の手が入る以上どうしても感情面で差異は生まれてしまう。そうして弱者の中にも「救われる弱者」と「救われない弱者」といった選別が行われ結果として「救われない弱者」は更に悪い方向に落ちていってしまう。
そういった同情を向けられにくい「救われない弱者」こそが本当の弱者であるという考えである。
なので、役所の福祉課や、介護士などの介護関係などの仕事はそれこそ「見た目や個人的な印象だけで支援の必要性を判断するのではなく、法律や制度によって定められた基準を機械的に適用し、公平な支援を行うべき」なのである。
『戦争と平和』などで知られるロシア人作家のレフ・トルストイが由来とも言われるが出典は定かではない。
また弱者切り捨ての正当化の為に使われることも多いがもちろん誤用。
掲示板
834 ななしのよっしん
2025/12/14(日) 19:57:44 ID: yrjCU1C2Ig
何だかんだ個人差で済む程度の身体的特徴くらいじゃ弱者扱いされないからね
チビだのハゲだのデブだの皆馬鹿にはしても本気で弱者とは思ってない
835 ななしのよっしん
2025/12/14(日) 20:01:42 ID: AFXmgE97OL
>>833
むしろ逆にオタクの告白を晒すのは可哀想
でも同性愛者の告白を晒すのは当然だろそんなキモいカミングアウト晒して何が悪い
みたいな感じになっている人も多数いるような
836 ななしのよっしん
2025/12/15(月) 06:49:48 ID: neqmj01239
刑務所がいわゆる「最後の福祉」と言われてるのもこういうことなんだろうなって。支援が必要なのに自力でそれを受け取れる機会に辿り着けないか、機会があってもプライド云々で払い除けてしまうような人間を、それでも福祉に強制接続させるための最後の導線
そういうケースの話を聞いてて思うのは、「人畜無害でつまらない平凡な一般人」になることにも一定値以上の才能、素養が必要になるんだなってこと。素晴らしい素質を持って生まれてきた人間がこの世にいるように、どうしようもない星の下に生まれてしまった人間もたくさんいるってことやね
劣悪な環境に生まれた人間全てにその逆境を跳ね除けられるバイタリティが備わっているわけもなく。環境も素養も何もかもが初めから足りなかった人間は、為す術もなく運命に導かれて行かざるを得ない。努力で云々という美談は「稀」だから成立する美談なのであって、誰にでも適用できる普遍性からは最も遠い概念なんや
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/18(木) 14:00
最終更新:2025/12/18(木) 14:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。