「歯のある者にパンがなく、歯の抜けた者にパンがある」とは、イタリアのことわざである。
若いころ(歯のある者)は貧しく、経済的貧困故食事にすら困る状態だが、年を取り(歯の抜けた者)経済的に困ることがなくなったがパンを物理的に食べることができない状態である。
転じて何事もタイミングというものがあり、それを逸すると一生後悔する。という意味でもある。
いかに人生が短く、一度タイミングを逸するとそれを取り戻すのが難しいか、ある意味不条理を表している。
イタリア語表記では「chi ha denti non ha pane e chi ha pane non ha denti」[1]、あるいは「Chi ha il pane non ha i denti e chi ha i denti non ha il pane」[2]などと表記される。
Orlando Pescettiという著述家による西暦1600年ごろの書籍「Prouerbi italiani」(イタリアのことわざ)[3]にも既に、「Chi hà denti, non hà pane, e chi hà pane, non hà denti.」という記載がある。[4]
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最終更新:2025/12/11(木) 01:00
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