濡羽色単語

ヌレバイロ

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濡羽色(ぬればいろ・濡れ羽色)とは女性美しい黒髪の色を形容する色名の一つである。
「濡烏(ぬれがらす・濡れ)」、「の濡羽色」、「羽色(からすばいろ)」とも言う。

概要

「濡羽色」はくつややかな女性髪の毛を形容する言葉として用いられる。 日本では万葉集の時代から美しいを通じて女性の美をたたえる表現が登場する。中でもこの表現は髪の色カラスい羽の色になぞらえたもので、濡れたような艶を伴った美しいを髣髴とさせる。

色として説明される場合は「みを帯びた」「ややがかった」「濃紫色」などとされる。

カラス黒髪

カラスといえば黒一色というイメージが強いが、よく観察するとその羽は藍色などの光沢を帯びて見える。これは羽毛の表面にわずかに構造色(微細な構造によりが干渉が起こることによって生じる色)を持つためである。また、などで濡れると表面の羽毛を含んで寝た状態になり表面が滑らかになることで、乱反射が減って一層味が増す(濡れ色効果)。さらに光沢とのコントラストでそのがより映えて見える。

表面が傷んでいないまっすぐ健康的なもまた同様に、などを含むことでわずかな干渉色を浮かべた「の濡羽色」の美しいとなるのである。

webカラーとしての「濡羽色」

#000000
濡烏(wikipediaexit他) #000b00
濡烏(Color-Sample.comexit他) #080016
濡烏(きものと悉皆 みなぎexit #12020e
濡烏(日本・世界の伝統色&ウェブカラーexit #22272c
羽色(原色大辞典exit他) #180614
色(しうしょく)(きものと悉皆 みなぎexit #2a2223
レイヴンきもの用語大全exit他) #0c0019

右はカラスにまつわる色のwebカラーとして紹介されているものの一部である。

「濡羽色」「濡烏」「羽色」はいずれもJIS慣用色名として登録されておらず、紹介されているサイトによってそのwebカラーはまちまちである。「濡羽色」と「羽色」は別の色として紹介されているサイトもあるが、「濡烏」と「濡羽色」についてはおおよそが同色の別名として扱われている。

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最終更新:2024/03/29(金) 06:00

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