現代・グレース 単語

ヒョンデグレース

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現代・グレースとは、韓国自動車会社である現代自動車1986年から2003年にかけて生産/販売していたミニバス自動車である。

概要

1986年発売。

自動車産業合理化措置解除後に発売された現代のミニバスで、当時の起亜産業(現:起亜自動車)が圧倒的なシェアを誇っていたミニバス市場への再参入モデルであった。

三菱自動車デリカベース開発されており、発売時の外装はデリカそのものであった。
定員韓国の税制にあったものとなり、4列シート15人乗りの設定等もあった。

歴史

グレース(1986年~1993年)

1986年12月発売。

三菱・デリカバッジエンジニアリングモデルであり、見たはほぼそのままであった。

エンジン本家と同じくサイクロンエンジンシリーズ2500cc ディーゼルエンジンを搭載、トランスミッションコラタイプマニュアルを設定した。

1988年にはミッションタイプをフロアシフトに変更、1990年には韓国製ミニバス初となるオートマチックトランスミッションを追加した。

1991年には最上グレードの「グランドサルーン」を追加。

1992年にはグレンジャータクシーモデルに採用されていたLPGエンジンを追加した。

1993年にはフェイスリフトを実施。

新型グレース(1993年~1996年)

1993年3月発売。

異形ヘッドライトとの採用などで外装デザインが大幅に変更され、デリカの面が薄くなった。

韓国製ミニバスとして初めてLSDを採用、動力面を改良した。

1993年8月にはライバル亜細亜・トピック等に対抗するためロングホイールベースモデルの「ツアー」を追加。
このモデルでは最大乗人数15人の4列シートモデル等が用意された。
同時に韓国製バス初の2500cc ターボディーゼルエンジンが追加された。

1993年10月には一部改良を実施、4センサー4チャンネル方式のABSを設定した。

1994年3月には新エンジンのTディーゼルエンジンを追加。

1995年2月には1995年モデルを発売。
フォグランプ、サイドインパクトバーの採用、インパデザインの刷新等が行われた。
また、ノーマルモデルにもエンジン2500cc ターボディーゼルを追加した。

1996年にはフェイスリフトを実施。

ニューグレース(1996年~2003年)

1996年4月発売。

外装デザインを一部変更、11人乗りモデルが追加された。

1997年1月にはT2ディーゼルエンジンを追加。
同年3月には実質的な後継モデルとなる現代・スタレックスが発売されたが生産が続けられた。

1998年にはリアエアコンオーバーヘッドに変更。

2000年には生産拠点を蔚山工場から工場に変更。

2002年12月にはフロントバンパーデザインを変更、全長が85mm拡大された。

2003年12月には生産を終了。

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最終更新:2025/12/09(火) 11:00

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