現代・グレースとは、韓国の自動車会社である現代自動車が1986年から2003年にかけて生産/販売していたミニバス型の自動車である。
1986年発売。
自動車産業合理化措置解除後に発売された現代のミニバスで、当時の起亜産業(現:起亜自動車)が圧倒的なシェアを誇っていたミニバス市場への再参入モデルであった。
三菱自動車のデリカをベースに開発されており、発売時の外装はデリカそのものであった。
定員は韓国の税制にあったものとなり、4列シート15人乗りの設定等もあった。
三菱・デリカのバッジエンジニアリングモデルであり、見た目はほぼそのままであった。
エンジンは本家と同じくサイクロンエンジンシリーズの2500cc ディーゼルエンジンを搭載、トランスミッションはコラムタイプのマニュアルを設定した。
1988年にはミッションタイプをフロアシフトに変更、1990年には韓国製ミニバス初となるオートマチックトランスミッションを追加した。
1992年にはグレンジャーのタクシーモデルに採用されていたLPGエンジンを追加した。
異形ヘッドライトとの採用などで外装デザインが大幅に変更され、デリカの面影が薄くなった。
1993年8月にはライバル車の亜細亜・トピック等に対抗するためロングホイールベースモデルの「ツアー」を追加。
このモデルでは最大乗車人数15人の4列シートモデル等が用意された。
同時に韓国製小型バス初の2500cc ターボディーゼルエンジンが追加された。
1993年10月には一部改良を実施、4センサー4チャンネル方式のABSを設定した。
1995年2月には1995年モデルを発売。
フォグランプ、サイドインパクトバーの採用、インパネデザインの刷新等が行われた。
また、ノーマルモデルにもエンジンに2500cc ターボディーゼルを追加した。
1997年1月にはT2ディーゼルエンジンを追加。
同年3月には実質的な後継モデルとなる現代・スタレックスが発売されたが生産が続けられた。
2002年12月にはフロントバンパーデザインを変更、全長が85mm拡大された。
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最終更新:2025/12/09(火) 11:00
最終更新:2025/12/09(火) 10:00
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