綾里千尋

綾里千尋とは、CAPCOMのゲーム『逆転裁判』シリーズに登場するキャラクターである。

名前の由来は弁護士らしく「千回でも尋ねる」から。英語版の名前は"Mia Fey"。
担当声優は、河原深雪（『3』、CAPCOM開発サポート業務担当）、中村千絵（アニメ）、大原さやか（ドラマCD）。
担当俳優は、檀れい（実写映画）。

概要

初登場は『逆転裁判』。
27歳にして綾里法律事務所の所長であり、負けなしの敏腕弁護士。

成歩堂の法廷戦術である「発想の逆転」や「ハッタリ」、信条である「依頼人を信じる」や「ピンチの時こそふてぶてしく笑う」を実践し、成歩堂に教えている。
成歩堂は千尋を「永遠の師匠」と呼んでいることからもその影響力が伺える。

真宵の姉であり、真宵はちょくちょく千尋に会いに行っていたくらい仲が良い。
綾里家の人間で、しかも長女なので霊力はあった（真宵曰く「お姉ちゃんの霊力、ホント、シャレにならなかった」）が、様々な理由から霊媒師ではなく弁護士の道を歩むことを決意する。

美人でグラマラスである。妹の真宵がぺったんスレンダーなのとは対照的。
時にはそのボディを利用することもる。

弁護士という立場上依頼人には真面目。
対して身内には結構フランク。成歩堂を「なるほどくん」と呼ぶなど、独特な呼び方をすることもある。
そして証人に対しては結構強気。言い回しが完全にSのそれである。

綾里法律事務所は規模は小さいもののかなり儲かっていたらしい。
依頼人が使うソファやテーブルに値段をかけて自分が使うものはシンプルなものにするのが彼女の拘り。
マスコットのチャーリーくん（観葉植物）や、初めて泣いた映画のポスターを飾っており、堅苦しい雰囲気はしない。

活躍

『1』の1話目、成歩堂の法廷デビューの付き添いとして登場。
 間違った選択肢を選ぶと帰りかけるものの、成歩堂があきらめかけた時に助け舟を出し、成歩堂を勝利に導いた。

そして2話目。事務所で殺されてしまう。
師匠が2話目にして退場というまさかの展開。どう考えても、この展開は最終回に持ってくるだろ、フツー。
これで出番終了・・・とはならなかった。
真宵に霊媒されることで短時間ながらもこの世に復活できるようになった為である。
小柄な真宵に霊媒されることで服が危険なことに・・・
所長と事務所を継いだとはいえ、まだまだ未熟な成歩堂をサポートするために度々呼ばれることに。

『2』でも立ち位置は変わらず。
今作から登場した綾里春美にも霊媒されるようになった。
8歳の服をグラマーな27歳が着ることになるので服がそれはそれは大変危険なことに・・・

『3』では24歳の時の彼女が登場。
独り立ちの欠片もない初々しい彼女を、なんと操作することができる。
1話目では、被告人になった成歩堂(当時大学生)を弁護するという衝撃の展開。
今作ではストーリーに大きく関わっており、もう一人の主人公といっても差し支えない活躍を見せる。

残念ながら『4』以降には登場していない。
だが、「彼女が出ない」＝「成歩堂が一人前になった」という証でもある。
今やチャーリー君くらいしか名残がないあのカオスな事務所をなんて思うか見てみたいところではあるが。
どうやら、成歩堂の部下達は千尋のことは知らないらしい。

関連動画

 

関連項目

• 逆転裁判　/　逆転裁判2　/　逆転裁判3
• 成歩堂龍一
• 綾里真宵
• ゴドー