美容師法

美容師法とは、美容業に関する日本の法律である。
理容師法から10年遅れの昭和32年に成立。美容業全般に関する規制などについて定められている。この法律の細部を規定する美容師法施行令、手続きを定めた美容師法施行規則とセットになっている。

概要

内容

• 美容師免許を持っていなければ、美容業を行ってはならない。
• 美容所以外の場所で美容業を行ってはならない。（場合によっては例外有り）
• 美容所を開設する場合は、あらかじめ都道府県知事に届けること。
• 二人以上の従業員がいる場合は、管理美容師を置かなければならない。
• 美容師試験および美容師の登録事務について。厚生労働大臣が指定した機関のみ事務を行える。
• 美容師養成施設について。日本各地にある美容学校について定めたもの。

トリビア

• 美容所にできて理容所にできない業務は、パーマ、結髪、化粧など「容姿を美しくすること」である。理容所でパーマやメイクを行うと理容師法違反となる。
• 最近利用者が増えているまつげエクステも美容師法の範疇になる。
  よって美容師免許を持ったスタッフが、美容所でしか行うことが出来ない。
• 理容師法の記事を見るとわかるが、法律の内容は「理容」を「美容」に置換すればほぼ同じである。各都道府県で定められている施設の基準も、理容所と美容所とでは同一のものとなっている（多分）。
• またこの法律は元々、美容所は女性のみが行く場所という前提で制定されているが、近年では美容所に行く男性も増えてきているなど美容所と理容所の区別が曖昧になってきている。このことから理容師の資格と美容師の資格を統一するべきだという意見も出ている。

関連項目

• 法律に関する記事の一覧
• 理容師法