取

取とは、取得するという字である。

漢字として

常

取

Unicode

U+53D6

JIS X 0213

1-28-72

部首

又部

画数

8画

意味

とる、耳を切り取る、捕虜にする、手に入れる、攻め取る、滅ぼす、求める、選ぶ、～してしまう、わずかに、（娶と通じて）めとる。

〔説文解字・巻三〕に「捕取するなり」とある。また〔周礼・夏官司馬〕から「獲者は左耳を取れり」、〔司馬法〕から「載ち聝を獻ず」を引用し、古代中国で、狩りで捕えた獣の左耳を切り取りその証としたこと、捕虜や戦場で討ち取ったもの耳を切り取り献じた俗があったことを紹介している。聝は切り取った耳のこと。

字形

耳＋又の会意。耳を切り取る意。

音訓

音読みはシュ、訓読みは、とる、わずかに、めとる。

規格・区分

常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

JIS X 0213第一水準。

声符

取を声符とする漢字には、娶、掫、菆、陬、郰、棷、緅、聚、趣、諏、叢、黀、鯫、齱などがある。

語彙

取下・取義・取給・取材・取次・取捨・取得・取与・取容